第8回「がんばる」
印刷用ページを表示する 掲載日:2013年2月1日更新
野間義長(愛媛県今治市)
「代かき」
撮影場所: 愛媛県川内町
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講評
第8回 がんばる 審査員長 伊東征彦(長野県写真連盟)
大賞に輝いた「代かき」は、モノクロ写真の表現力を遺憾なく発揮した素晴らしい作品で、モノクロとして初めて大賞に選ばれました。さらに、優良賞にも一点のモノクロが選ばれるなど、カラーの時代にあって、熊谷元一先生が撮り続けてこられた写真の原点を見る思いで大変感激をしました。
「がんばる」という姿は日ごろの生活の中で常に眼にするテーマだけに、応募総数846点の中には、それぞれに豊かな感性の作品がありました。顔の表情や体の動きでがんばる姿を表現した作品が多い中、入賞した「高空地帯」や佳作の「靹之浦の舟泊」が視点の変わった作品です。活力のある写真は形にはまらない柔軟な発想から生まれてくると思います。他人が気づかないような新しいアングルで、同じ被写体を撮っても自分の狙いはここが違う…と自慢できるような作品づくりを心がけてください。