第7回「よろこび」
印刷用ページを表示する 掲載日:2013年2月1日更新
井上隆雄(長野県長野市)
「バージンロード」
撮影場所: 長野市善光寺
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講評
第7回 よろこび 審査員長 伊東征彦(長野県写真連盟)
今回も素晴らしい作品がたくさん寄せられました。応募者374人、応募数912点と前回より上回ったことはうれしい限りです。
「よろこび」というテーマに結婚式の場面が圧倒的に多く、次いで入学式や祭…と、セレモニーを題材にしたものが目立ちました。欲を言えば、日常の何気ない生活の中での「よろこび」を拾っていただきたかったと思います。これはどんなテーマにも共通することで、既成概念を越え広い視野でファインダーをのぞいてください。
元一写真大賞の「バージン・ロード」も結婚式の場面ですが、写真の主役を新郎新婦ではなく、子どもにしたところがよかった。同じ結婚式でも、ひとひねりすると新鮮なものになってきます。思いがけない子どもの行動に皆が心から笑っている、その瞬間をうまくキャッチした、喜び溢れる作品です。
6月に阿智村と熊谷元一写真保存会がその功績を認められ、社団法人日本写真協会から文化振興賞を授与されました。このコンクールもますます発展し、阿智村が写真の村として根ざしていくことを期待します。