第5回「一年生」
印刷用ページを表示する 掲載日:2013年2月1日更新
木下清勝(長野県阿智村)
「おしっこ」
撮影場所: 長野県阿智村
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講評
第5回 一年生 審査員長 後藤総一郎(明治大学教授)
熊谷元一記録写真の象徴ともいえる『一年生』(1955年・岩波写真文庫刊)を目標に、いま一度原点に立ち戻って、さまざまな“一年生”の初々しく緊張感のある、21世紀初頭を彩る「写真」を期待したのでしたが、やはりテーマが難しかったのか、絞り込みができず、多くは平凡な“一年生”のカメラアングルとなってしまいました。
それでも、時代を映す「一年生」の動きのある写真もあり、それらが優良作品として選考されたことは何よりでした。そんなこともあって、応募点数も今までの2分の1という低さでしたが、量より質を望んだ私達の気持ちは一応達成することができたかと、元一先生を含めて審査委員一同苦笑いをしました。