第3回「くつろぐ」
印刷用ページを表示する 掲載日:2013年2月1日更新
宮田良子(東京都練馬区)
「リラックスタイム」
撮影場所: 東京都西武池袋駅
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講評
第3回 くつろぐ 審査員長 後藤総一郎(明治大学教授)
今年もたくさんの応募をいただいた。福井と栃木の2県を除いた全国から多彩な「くつろぐ」のテーマに向けた力作が届けられた。
6月10日に行われた、私の大学(明治大学)の会議室に並べられた1234点の作品を眺められていた熊谷元一先生も、「おーおー、今年もいい写真があるねぇ」と目を細められていた。
特に「くつろぐ」をテーマにファインダーをのぞいた多彩なワンショットには、20世紀の終わりを告げる、戦後の豊かな生活と、生活ぶりの中の「くつろぐ」を反映したさまざまなスタイルが映し出されていて、ハッと思われたほどであった。
子どもは子どもなりに、青年は青年なりに、親子はそれなりに、変わらぬ「くつろぎ」の仕方と、時代の「くつろぎ」方があって、それが「フォークロア(民俗)」としての一コマとなっていて、このコンクールの意義を示してくれたことが何よりであった。来年も、より一層のリアリティーのある生活の風景をたくさんお送りください。