第26回「まつり・行事」
2023(令和5)年度 第26回熊谷元一写真賞コンクール
入賞作品 テーマ「まつり・行事」
元一写真大賞
「鰐口向かって力の限り」 佐山 勝信(福島県会津若松市)
阿智村賞 | 信濃毎日新聞社賞 | JAみなみ信州賞 |
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「野焼き」 萩原 清(長野県飯田市) |
「貧乏神送り」 石川 裕司(長野県松本市) |
「ダンボールマン」 守屋 萬次(長野県茅野市) |
優良賞 | 優良賞 |
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「高い高い!」 浦上 景一(東京都葛飾区) |
「幼馴染の成人式」 百崎 礼治(福岡県福岡市) |
講評
第26回 審査員長 増田 今雄(長野県写真連盟監事)
新型コロナも落ち着きを見せ始め、全国各地からさまざまな祭りや行事、その中で拾ったショットが多数集まりました。応募人数は197人と前回より少し減ったものの、点数は742点と57点ほど多い応募がありました。
全体にバラエティーに富みレベルも高かったように思います。ただし、ここ数年の傾向といえますが、カメラ目線の集合記念写真的な作品が目立ちました。そこから一歩外した場面、タイミングなどの新たな視点、カメラワークが肝要です。
また、祭りに比べ行事ものが少なく残念でした。元一先生の作品に多く記録されていますが、各家庭や地域で時代を超え営々と続いている四季折々の今風の行事作品をもっと見たかった気がします。審査員からも「清内路の花火など迫力ある作品はあったが、地元の祭りが数多くあるのに残念」との声もありました。
阿智村内撮影部門は、昨年同様バラエティーに富んだ新鮮な作品が多数寄せられました。ここ数年の傾向で、新たな阿智村の光景が続出し審査が楽しみです。毎回繰り返しの苦言となりますが、村内に暮らす人たちの生活、日常の「今」を切り取った作品作りにも挑戦してみてください。
高校生以下の部は応募がなく残念でした。高校生をはじめ小中学生への撮影指導や応募誘導などが必要と思われます。