第19回「阿智村」「祝う」
第19回(平成28年):「阿智村」「祝う」
大滝 俊隆
(千葉県船橋市)
「成長を祝う」
テーマ別:祝う
撮影場所: 千葉県四街道市
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市町村名は、受賞当時のもの
講評
第19回 審査員長 増田今雄(長野県写真連盟監事)
阿智村誕生六十年の節目で、これまでの「阿智村撮影部門」をメインテーマに昇格し「祝う」とダブルのテーマとしました。2つのテーマにややとまどいがあったのか応募点数は伸び悩みましたが、全国からユニークな質の高いお祝い事の作品が寄せられました。
結婚式やお誕生、傘寿、米寿、入学、卒業…といった一生の節目のお祝い事の素材が多くを占めました。中でも、1歳のお誕生祝いに実施する沖縄の「タンカーユーエー」(優良賞)、お墓の脇の宴席を撮った「墓前の祝い」(阿智村制六十周年記念賞)などご当地の特徴が盛り込まれた作品はユニークさも手伝い上位に選ばれました。ほか、上位には新鮮な素材の発見に加え、アングル、レンズ選択、ちょっとした表情などアクセントが付加したものが選ばれました。
メインテーマのもう一つ「阿智村」は、村が近年「売り」に力を入れている「星」、「ハナモモ」を中心に、村内の暮らしなど多彩な作品が寄せられましたが、「祝う」部門同様に、素材の新鮮さやほかのカメラワークもややマンネリ化し、一歩踏み出して審査員の目に留まる作品が乏しく残念でした。