教育委員会の窓
教育長 黒柳 紀春 |
教育の窓阿智村教育委員会では、令和2年度の重点施策として下記の4点を掲げ、諸事業をスタートさせました。 1 「英語」「算数・数学」を重点教科とする児童生徒の学力向上 (1)保小中12年間を一貫した英語教育の推進 (2)放課後学習教室と若駒アカデミーの接続による5年間の学習支援体制の構築 2 「Gigaスクール構想の実現」に向けた校内通信ネットワーク整備事業 3 子育て世代包括支援センター「あちっ子プラザ」の機能充実 4 全園自園給食及び主食提供の円滑実施 主な施設設備整備事業としましては 1 学童保育施設「にじ」空調設備(エアコン)工事 2 伍和・智里東保育園の園庭芝生化事業 3 中学校体育館身障者用多目トイレの新設工事 4 智里東公民館の改修工事 等を計画しています。 学校教育係では、複式支援員配置による清内路小学校複式学級の円滑導入を、またALT3人体制による保育園と小学校1、2年生の英語学習を開始します。 子育て支援室では教育支援センター(中間教室)に常勤の指導員を配置し不登校の児童生徒の支援にあたります。 保育園係では、未満児保育・延長保育の拡大のため、保育士不足解消のための「保育士修学資金貸付等事業」を検討します。 社会教育・公民館係では、NPO法人チャレンジゆうAchiと連携して阿智中クラブ支援体制を確立します。 共同調理場係では給食費の公会計化を本年度より始めます。 教育委員会には総務係、学校教育係、子育て支援室、保育園係、社会教育・公民館(文化財)係、学校給食共同調理場係の6係があり、その役割は多岐に亘っています。常に村民にとって必要な事業をスピード感を持って推進してまいります。ご要望ご相談等ございましたら、いつでも事務局(45-1231)にご連絡ください。真摯に対応させていただきます。 本年度も引き続きよろしくお願いいたします。 |
今月のトピックス
令和2年度2月の主な出来事
文部科学大臣表彰伝達式(2月24日)
阿智村内の小中学校のコミュニティースクールによる活動が、2020年度の文科省の「地域学校協働活動推進に係る大臣表彰」を授賞、役場において伝達式が行われました。
村教育委員会では、地域住民の理解と協力を得て、中学生を対象にした公営学習塾「若駒アカデミー」や小学校高学年児童向けの「放課後学習教室」、小中9年間を通じて地域を題材に学ぶ「ふるさと学習」、中山間地の小規模校の在り方を検討する「小規模学校課題研究委員会」などの取組みを推進してきました。こうした地域の人材が支援に当たり、地域とともに学力向上に取り組んでいる活動が評価されたものです。2月25日には文科省庁舎講堂で授賞式が開かれ、コロナ禍により教育委員会はオンラインで出席しました。
文部科学大臣表彰
(後列) 学校教育専門主事 学校教育専門主事 学校教育係 学校教育専門主事
佐々木 豊 羽生 武彦 熊谷 宏 川上 清宏
(前列) 教育長 村長 教育次長
黒柳 紀春 熊谷 秀樹 熊谷 修一
令和2年度1月の主な出来事
阿智村新・放課後総合プラン計画準備委員会(1月29日)
令和3年度から実施される「新・放課後子ども総合プラン」放課後子供教室に向けて、1月29日に第2回計画準備委員会が開催されました。学校、PTA、地域の関係者等18名で構成され、放課後子供教室の運営方法や内容の検討、法令、実施要領等の学習をし、方向性や課題を明らかにすることが目的です。
今回はアンケート集計を考察し、傾向とどんな活動が考えられるのか3グループに分れブレインストーミング(集団思考、集団発想法、課題抽出)で附箋を使って意見を出し合い、討議しました。
ブレインストーミングで行われた第2回計画準備委員会
令和2年度12月の主な出来事
塚田紀昭さん 文部科学大臣表彰(12月2日)
村教育委員を16年務められた塚田紀昭さん(78)が、この度文部科学省から地方教育行政功労者として表彰されました。表彰状伝達式は阿智村役場で行われ、飯田高校での教え子だった熊谷秀樹村長から賞状を受け取りました。
塚田紀昭さんは飯田高校長、下諏訪向陽高校長を歴任し、退職後村の教育行政に携わりました。その間、教育委員長として清内路中学校や浪合中学校、平谷中学校の阿智中学校との統合、阿智中学校の新校舎改築等にご尽力されました。
阿智村役場にて表彰状伝達式
教育委員の異動報告(12月7日)
智里東地区出身の熊谷均さん(65)が新たな教育委員として、12月の第4回阿智村議会定例会において、熊谷村長による任命と議会の同意を受けて就任されました。任期は前任者の残任期間令和4年9月30日までとなります。
前職は一般社団法人飯田下伊那薬剤師会長として活躍されていました。
新教育委員 熊谷 均さん
令和2年度11月の主な出来事
令和2年度 阿智村教育文化協議会(11月 阿智第一小学校)
村内の教育関係者や有識者で構成される教育文化協議会が、11月25日に阿智第一小学校で開催されました。6年生と1年生のタブレットを使った公開授業を村議会議員を含む22名で視察しました。
視察後は公開授業や国のGigaスクール構想の推進、令和3年度以降の授業スタイル等について意見交換を行ない、村のIct教育への理解を深めました。
村では、小中学生一人一台のタブレット端末の配備を本年度内に完了する予定です。
1学年算数 「タブレットをつかってかんがえよう」
6学年国語 「詩の学習 ふさわしい言葉を考えよう」
令和2年度10月の主な出来事
放課後児童あそび体験講座(10月 子育て支援室)
今年度学童クラブでは、コロナ禍でも子どもたちの楽しい遊びや体験の時間を大切にしたいと考え「放課後あそび体験講座」を企画しました。
第一弾として夏休みに実施した「ことばあそび」が好評でしたので、第二回目を企画しました。飯田市にある事業所What!s代表でコピーライター・クリエイティブディレクターの佐々木公美子さんを講師に招き「あちっ子スペシャルことばドリル」を通常クラブ時間のなかで行いました。
ことばドリルは、上手な作文や正しいことばを使うなどのテクニックを学ぶ、学校の通常授業とは異なり、楽しく考えることができるようになることが一番のねらいです。
第一小学校 わんぱくクラブ(10月21日)
第三小学校 プレイパーク(10月15日)
令和2年度9月の主な出来事
下條村が阿智村保育園の芝生化視察(9月)
9月23日にあふち保育園、智里東保育園、伍和保育園3園の園庭芝生化について、下條村と視察研修がおこなわれました。
下條村からは村長、村議会議長、教育長、教育長職務代理、総務文教委員長、保育園長、保護者会長の7名が来村されました。
芝生化した現状や、芝生化によるメリット、デメリット、芝生化に要する費用について阿智村教育委員会と情報交換しました。下伊那北部町村と比べ、保育園の芝生化が進んでいない西南部町村ですが、視察を契機に今後の対応が注視されます。
あふち保育園にて、阿智と下條の関係者による情報交換会
本年6月に芝生化した智里東保育園の園庭管理状況を視察
令和2年度8月の主な出来事
夏も元気に!学童保育歯磨き講座(8月)
子育て支援室の学童クラブでは夏休み中も「あちっこライフ」の生活を基に元気で健康的に過ごせるように心掛けています。今年の夏休みは「お弁当を食べたあと、上手に歯を磨こう」と、「わんぱくクラブ」「児童クラブにじ」「プレイパーク」の3つのクラブで歯磨きについて真剣に話を聞きました。児童はコロナ対策に気をつけながら毎日食後の歯磨きをしっかり行っています。
阿智第一小学校「わんぱくクラブ」で講座をうける児童
宮澤麗子児童家庭相談主事による学童保育歯磨き講座(8月6日)
令和2年度7月の主な出来事
村内通学路の安全点検を実施
本年で第4回となる阿智村通学路安全点検を6月24日に実施しました。学校や保護者から通学路の危険と思われる箇所をあげていただき、国や県、村の関係機関と合同で現地を点検します。
点検した要対策箇所の改善策を、7月28日に開催する阿智村通学路安全推進会議で協議していきます。例年ガードレールやカーブミラー、白線、道路標識等が設置され、安全対策が進んでいます。
年1回、国道事務所や建設事務所、交番、安協など関係機関と合同点検に取り組んでいます。
阿智中学校3年生の若駒アカデミーを開講
阿智中学校生徒の学力向上をめざした学習塾「若駒アカデミー」の開講式が7月7日に開かれました。高校入試に向けて、個人のレベルに合わせた基礎と発展の2コースを用意、国社数理英の5教科に5人の講師を配置して指導します。
受講料と保護者の送迎を必要とする塾に通わなくても学習できる若駒アカデミーは、今年で開講4年目になります。
村長、校長、塾講師を囲んで学習への意欲を新たにする54名の3年生
令和2年度6月の主な出来事
公民館でスポーツトラクターを購入(6月)
ふるさとづくり基金を活用し、令和2年度 スポーツトラクター購入事業で350万円のトーコーGf18型スポーツトラクターが6月5日、公民館へ納車されました。トラクター専用のローダやバケットを使用し、各施設のグランド整地や土砂の収集、除雪等で活用していきます。
6月5日 阿智村役場前における納車式
早速、運動公園わいWaiで整地作業(トーコー Gf18型)
令和2年度5月の主な出来事
家庭学習ドリルソフト「eライブラリ」(5月)
新型コロナウィルス感染症による臨時休校が5月22日までとなりました。阿智村教育委員会では村内各小学校と連携して、家庭でインターネット環境により利用できる学習ドリルソフト「eライブラリ」を推進しています。このドリルソフトは家庭学習の自由学習に活用できます。
利用を希望される家庭には利用に必要な「学校コード」「個人ID」「パスワード」を学校よりお知らせします。
家庭学習ドリルソフト「eライブラリ」トップメニュー
令和2年度4月の主な出来事
「阿智村ふるさと学習実践事例集」を発刊(4月)
阿智村第6次総合計画『明日を生きる力を育む学校教育』「小中学校9ヵ年を一貫した“ふるさと学習”を編成し、体系化します」を具現化するため教育委員会では2018年に「ふるさと学習カリキュラム作成委員会」を立ち上げました。
2年間にわたる活動の成果として、この度「阿智村ふるさと学習実践事例集」を発刊しました。全126ページのふるさと学習実践事例集は、近隣の市町村でもまだ取り組んでいない村内小中学校の先生方の意欲的な試みであり、児童生徒と共に授業で扱った12事例を掲載してます。
村内6小中学校の地区毎の事例が満載です。ご一読ください。
阿智村CATVを活用した授業配信(4月)
新型コロナウィルス感染症の拡大に伴い、村内小中学校は3月より断続的に臨時休校となっています。この間の学びを保障するため、小中学校ではビデオ授業を制作し、阿智村CATVの自主放送番組を活用して、4月16日から放映してます。授業の内容、放映時間帯はTVの番組表をご確認ください。
阿智中学校3年生数学の授業放映(宮下征司先生)
令和元年度3月の主な出来事
「阿智村文化財マップ」を発行(3月)
教育委員会では、村内の指定文化財77ヶ所を紹介する「阿智村文化財マップ」を制作しました。表面で春日・駒場・伍和・智里・浪合・清内路6地区の文化財を紹介し、裏面の村内地図には各文化財の位置が示されています。この機会に村の文化財を知っていただき、文化財マップを片手に各文化財を巡っていただければと思います。文化財マップは、公民館、図書館、振興室等で無料配布しています。
持ち歩きに便利な折りたたみ式B5判のコンパクトな文化財マップ
新型コロナウイルス感染症に対応した春季学童保育
今季は新型コロナウイルス感染症対策により、急遽3月3日からの臨時休業中を含め、約1ヶ月の長い学童保育となりました。特別支援教育支援員や共同調理場の調理員、第一小の先生方が学童の応援スタッフとして入りました。学童職員からは、「衛星管理が身についている方たちが加わってくれたので、掃除や消毒等衛生面の力になっていただきありがたかった。」との声が聞かれました。
春季休業中は、わんぱくクラブ(第一小)で26名、学童にじ(第二小)で32名、プレイパーク(第三小)で21名、浪合児童クラブ(浪合小)で7名の利用申し込みがありました。各クラブではできるだけ児童が密集しないよう配慮し、換気やアルコール消毒を徹底した上で開所しています。
密集しないように間隔を空けて、勉強や読書をしています。(第一小・わんぱく)
教育委員会の体制
「保育園」「子育て支援室」「総務係」「学校教育係」「社会教育係」「公民館」「図書館」「共同調理場」を担当しています