地震について
東海地震とは?
日本の太平洋側沖では太平洋プレートとフィリピン海プレート(ともに海側のプレート)が沈み込んでおり、フィリピン海プレートとユーラシアプレート(陸側のプレート)が接している区域のことを「南海トラフ」といいます。東北から四国にかけてのプレート境界付近では地震が発生しており、このうち南海トラフの東側(駿河湾の付近)で発生する地震を「東海地震」と呼んでいます。前回の発生から150年以上の時間が経過しているため、いつ発生してもおかしくないと考えられています。
東海地震はこの青線の枠内で発生すると考えられています。この領域を「想定震源域」と言います。
出典:中央防災会議
東海地震が起きたら阿智村の震度は?
東海地震が発生した場合、阿智村では震度5強~震度6弱程度の揺れが予測されています。
震度6弱では
- 立っていることが困難
- 重い家具が転倒する
- 耐震性の低い家屋が倒壊する
- 山崩れの発生
といった現象が起きる可能性があります。
したがって人命に関わる被害が発生する可能性があります。
「想定震源域」で地震が発生した場合、予想される震度の分布です。
出典:中央防災会議
活断層とは?
活断層とは、過去に繰り返し地震を発生させ、これからも地震を発生させると考えられる断層のことです。
日本には多くの活断層が存在しています。特に長野県・岐阜県といった中部地方は活断層が特に集中している地域です。
活断層で地震が発生し場合、人間の住んでいるすぐそばで地震が発生します。そのためプレート境界地震と比べると、規模の割りに大きな被害を引き起こしやすいことが特徴です。
地震が発生した場合、阿智村で被害が予想される活断層があります。
代表的なものとして
・伊那谷断層
・阿寺断層
・糸魚川-静岡構造線
などがあげられます。
関連リンク
東海地震の基礎知識、警戒情報などについて
東海地震の際の震度を知りたい
郵便番号ごとに東海地震が起きた際の震度が検索できます。
活断層の分布を知りたい
「活断層データベース」 産業技術総合研究所 地質調査総合センター
日本全国の主要な活断層について調べることができます。