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第1回「働く」

印刷用ページを表示する 掲載日:2013年2月1日更新

熊谷元一 写真童画館熊谷元一写真賞受賞作品

第1回(平成10年): 「働く」

元一写真大賞
伊原耕作(長野県飯田市)
「いまだ現役」
いまだ現役
撮影場所: 長野県飯田市
阿智村賞
柳澤正巌(長野県望月町)
「暑い日に」
暑い日に
撮影場所: 長野県望月町
信毎賞
阪野吉平(山形県川西町)
「ダンプカーの運転手」
ダンプカーの運転手
撮影場所: 山形県
市町村名は、受賞当時のもの

講評

第1回 働く 審査員長 後藤総一郎(明治大学教授)

  熊谷元一先生の『農村記録写真』の精神に心ひかれたアマチュア写真愛好家がこれほど多く存在したことを改めて知らされ、まずは一同感動した。募集の範囲は北は北海道から南は沖縄まで、その無名のいわゆるアマチュアカメラマンの年代層は14歳の少女から88歳の高齢の男性までと幅広く、男性217人、女性58人であった。

 これらの作品について、私達が共通して抱いていた熊谷元一の、人間を中心とした生活記録写真の精神を受け継いだ、今回のテーマである「働く」というイメージにどれだけ接近しているかを中心に選考した。

 結果として、世代や仕事や地域の織り成す新たなる「働く」イメージを感動的に、しかも新鮮にレンズに投影してくれた作品を選ぶことができたことを元一先生を始め審査委員一同うれしく思う。